ホームステイ先に両親がやってきた!上海で祝う還暦

china01

私は高校生の頃からずっと中国に対して憧れを持っていました。何故なら私が高校生の時のクラスメートに、中国人の女の子がいたからです。その中国人の女の子は中国の東北地方の出身で、日本には両親共々やってきているようでした。いつも片言の日本語ながら私を含む多くの日本人クラスメート達と楽しい日々を過ごしていて、私はこの中国人の子のことが人間としても大好きになりました。その友達からよく中国の話については聞いていましたので、いつからか私は中国という国に対して憧れを持つようになりました。特に中国人は家族や家族で行う行事に関して非常に大切にする傾向にあると知り、家族のことが大好きであった私は特に強い共感を受けたのでした。

そして高校を卒業してから私とその中国人のクラスメートは、全く別の道を歩むことになりました。私はそのまま地元の大学に進学し、その子は中国に帰ってしまいました。別れの時は非常に寂しい気持ちとなったものですが、私は絶対にいつか中国に会いに行こうと思いました。

このような経過があったので、私は普通の人よりも中国留学をしたいという思いを持っていました。大学2年生になってから私は本格的に中国への留学を検討するようになりました。しかし私は人見知りをしやすい性格であった為、中国の大学に通うことはしたくないと思いました。なぜなら大学は人が物凄く多いからです。大学の教授にも相談した結果、私の場合は中国にホームステイするのがいいのではないかとのアドバイスを頂きました。そして中国のどこの都市に行くのかも迷いましたが、中国留学初心者は上海が良いと教授は言っていました。なぜなら上海は日本人含めた外国人が非常に沢山いる為、不安なく生活できるからです。

大学3年生の時にいよいよ中国は上海に渡り、とある現地ファミリーのお宅でホームステイをすることになりました。ファミリーの方は皆とてもお喋りで親切だった為、私の中国語力もメキメキと伸びていきました。しかし同時にある種のホームシックのようなものも感じるようになってしまいましたので、私は思い切って両親をホームステイ先に来させることにしました。両親にも上海の街や家庭の雰囲気を楽しんで欲しかったからです。そして実際に両親は来てくれました。自分の住む上海に両親が来てくれて、寂しい気持ちはすぐに吹き飛んでいきました。特に母は初めての中国に興奮気味で、言葉が出来ないにも関わらず、積極的に街の色々な所に遊びに行っていました。

そしていきなりやってきた私の両親に対しても非常に親切に接してくれ、毎日美味しい料理を提供してくれたファミリーの方には、今でも感謝の念に堪えません。私の父は上海にやってきた時に丁度還暦を迎えたのですが、そのことを知ったファミリーの皆さんは、お祝いをしようと提案をしてくれたのです。家族水入らずで父の還暦をお祝いすることはずっと夢でしたので、このファミリーの皆さんの心遣いには大変感激したものです。

中国では男性が還暦を迎えると家族や親戚等が多く集まって、非常に盛大なお祝いが実施されるそうです。ファミリーの方達も私の父の為に美味しい料理を振る舞ってくれ、父は大変喜んでいました。私は両親とファミリーの方達の通訳をしながらも、初めての中国での還暦祝いの雰囲気を楽しんでいました。私のホームステイ先での様子を知ることが出来た両親は、とても安心した様子でした。そしてこれからも時間があれば中国に遊びに来たいと言ってくれたのです。

大変なスケジュールではありましたが、両親に上海を体験させてあげることが出来、しかも父については還暦祝いまでしてあげることが出来、本当に良い親孝行が出来たと思っています。

↑ PAGE TOP